死に平和・続
2006/10/25 Wed 16:30:32 [edit]
前記事から続き・・
コロンバイン高校で起きた、Geek(一風変わった奴、おたくっぽい奴)たちによる、銃乱射事件は周囲の人たちにしたら、なぜ?なぜ?と問いかけずにはおれない出来事だった。
学校でほかの生徒たちになじめない、漫画やゲームに没頭するティーン。 先生だって馬鹿にする。 そんな社会に適応するすべをしらない子供たちが没頭するのがいつも漫画やゲームだから、事件がおこれば漫画やゲームが槍玉にあげられる。
それが悪いんじゃない。 その世界しか受け入れてくれる場所がないから。 漫画やゲームの世界でしか、自分がヒーローになったり、周囲が認めてくれる地位を確保できないから。
現実逃避ともいうけど、それはまたついてまわった解析。
こんなこと言うと、びっくりする人がいるかもしれないが、コロンバインで乱射した生徒2人の気持ちがなんとなく解る。 周りに受け入れてもらえず、どうしたら受け入れてもらえるのかもわからない。 場所を変えても、時間が過ぎても同じ状況で、自分を変える努力をすればなんて、追い詰められた子供が考え付こうか。
あっしのように、受け入れてくれた場所はひとつだってなかった。 ひとつでも受け入れてくれれば、「ああ、こうすればいいんだ、自分がすべて悪いんじゃない。」と自分で解決法を見出すこともできたかもしれない。
きっと、その2人は見出せず、社会を逆恨みするしかなかったんじゃないかな。 くやしくて、きっと復讐してやると。 でも、復讐してもまた同じことがどこかで起こる。 そして、自害するしかなくなった。 自分を世の中から消すこと。
死に平和を見出すことは、行き場を失った人が唯一できることだったのかもしれない。
同居人がやっているメタルバンドの名前、SOLACE IN BLACKというのは、同居人が見つけた言葉。 あっしが作ったバンド日本語ブログでもお披露目したが、当てた漢字を見てもなんとなく解るかな?
「慰中黒」は、黒(死)の中に慰めを見出す という意味から、あっしが勝手に拾って当てたもの。
同居人が昔雑誌で読んだ、ポ○ノ女優の悲しい人生と結末の話から奴がつけた。
親に捨てられ、里親からは性的虐待を受け、高校も卒業できずに家出をして逃げるしか身を守る方法がなかった女性が、お金のためにポ○ノ女優になり、自分の体を大衆にさらけ出すことで生きていく。
そんな人生のうちで、自己満足や自信というものには無縁だったため、人との関係もうまくいかない。 自分を追い詰めて、逃げ場がなくなった彼女はとうとう自殺をする。
死を選んだことで、惨めな人生に終止符を打った。
生きてたら、ひょっとしたら楽しいことが起こったかもしれない、なんてあっしが持ってたような希望なんてかけらもなかったんだな。
そういう結末を選ぶことでしか解決できないのは、非常に残念で悲しいことだと思う。 死を選ぶ人たちの気持ちになりきれてないかもしれないが、死ぬ前にほかに行く場所はあるか、心の寄りどころがないか、ちょっと考えてみてもらえたら・・・と思う。
コロンバイン高校で起きた、Geek(一風変わった奴、おたくっぽい奴)たちによる、銃乱射事件は周囲の人たちにしたら、なぜ?なぜ?と問いかけずにはおれない出来事だった。
学校でほかの生徒たちになじめない、漫画やゲームに没頭するティーン。 先生だって馬鹿にする。 そんな社会に適応するすべをしらない子供たちが没頭するのがいつも漫画やゲームだから、事件がおこれば漫画やゲームが槍玉にあげられる。
それが悪いんじゃない。 その世界しか受け入れてくれる場所がないから。 漫画やゲームの世界でしか、自分がヒーローになったり、周囲が認めてくれる地位を確保できないから。
現実逃避ともいうけど、それはまたついてまわった解析。
こんなこと言うと、びっくりする人がいるかもしれないが、コロンバインで乱射した生徒2人の気持ちがなんとなく解る。 周りに受け入れてもらえず、どうしたら受け入れてもらえるのかもわからない。 場所を変えても、時間が過ぎても同じ状況で、自分を変える努力をすればなんて、追い詰められた子供が考え付こうか。
あっしのように、受け入れてくれた場所はひとつだってなかった。 ひとつでも受け入れてくれれば、「ああ、こうすればいいんだ、自分がすべて悪いんじゃない。」と自分で解決法を見出すこともできたかもしれない。
きっと、その2人は見出せず、社会を逆恨みするしかなかったんじゃないかな。 くやしくて、きっと復讐してやると。 でも、復讐してもまた同じことがどこかで起こる。 そして、自害するしかなくなった。 自分を世の中から消すこと。
死に平和を見出すことは、行き場を失った人が唯一できることだったのかもしれない。
同居人がやっているメタルバンドの名前、SOLACE IN BLACKというのは、同居人が見つけた言葉。 あっしが作ったバンド日本語ブログでもお披露目したが、当てた漢字を見てもなんとなく解るかな?
「慰中黒」は、黒(死)の中に慰めを見出す という意味から、あっしが勝手に拾って当てたもの。
同居人が昔雑誌で読んだ、ポ○ノ女優の悲しい人生と結末の話から奴がつけた。
親に捨てられ、里親からは性的虐待を受け、高校も卒業できずに家出をして逃げるしか身を守る方法がなかった女性が、お金のためにポ○ノ女優になり、自分の体を大衆にさらけ出すことで生きていく。
そんな人生のうちで、自己満足や自信というものには無縁だったため、人との関係もうまくいかない。 自分を追い詰めて、逃げ場がなくなった彼女はとうとう自殺をする。
死を選んだことで、惨めな人生に終止符を打った。
生きてたら、ひょっとしたら楽しいことが起こったかもしれない、なんてあっしが持ってたような希望なんてかけらもなかったんだな。
そういう結末を選ぶことでしか解決できないのは、非常に残念で悲しいことだと思う。 死を選ぶ人たちの気持ちになりきれてないかもしれないが、死ぬ前にほかに行く場所はあるか、心の寄りどころがないか、ちょっと考えてみてもらえたら・・・と思う。
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この記事に対するコメント
僕は、
社会が悪という抽象的な表現よりも、やはり家庭での状況に問題ありだと思うことが多いです。ただ、家庭における家族構成員としての人間関係における問題も、当然、時代や社会からの影響を受けるものであるはあるのですが……。個人的な考えですが、きっと、人間と人間の関係が希薄になっていっているんではないでしょうか!? すべてが近代的で洗練されているような世の中ですが、人間的というか、人間の土臭さみたいなものがなくなってきているような気がします。
それと、均一化た平均化は、やはり怖いと思います。いわゆるはみ出る人たちが受け入れられる社会が必要である、みたいなことを言うのは簡単ですが、それって、現在的世界の否定であり、資本主義的なことの否定にもなってしまうと思われるので、やはり最後は家族かなと。
ずぅっと前にブログにも綴ったような気がしますが、子供が犯罪を犯したときに、日本では親が警察などに連絡することがありますが、最後まで子供の側に立つのは本来親であると僕は思うわけです。これは、不正を隠蔽するとかそういうことじゃなくいて、悪を裁く制度は既に国家が用意しているわけだから、親として親が子供の側に立たなかったら、一体誰が子供の側に立つのか? 弁護士なんて答えはなしですよね!! そういう部分が、日本では漂白されてきているように僕は感じています。
URL | RYO #-
2006/10/26 19:42 * 編集 *
2006/10/27 01:20 * 編集 *
記事暗かったですねぇ・続
★RYOさん以前一時帰国したときに見たドキュメンタリーがありました。 たくさんの若者の里親になった50代の夫婦のお話。各家庭から見放された10代の若者をほんとうの子供のように世話をする夫婦。 問題児してだれも相手にしないのに、その夫婦は献身的でした。 ある若者は事件を起こしてしまって、留置所に入れられたとき、迎えに来た里親のお父さんをほんとうの父親より父親らしいという。
親であることは、ただ厳しく子供を諭し、まっすぐ育てるだけでないのだなと感じました。
★Toshi@タイさん
追い詰められると自分の周りが見えないんでしょうね。 悲しむ人は絶対いると思います。 この記事書いてて悲しくなりましたよ、ほんと。
URL | すまいる #TwO4yE0Y
2006/10/27 11:04 * 編集 *
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