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スーパーでの葛藤

アメリカの庶民的な光景というのをご紹介しよう。 なんのことはない、昨日仕事帰りに立ち寄ったスーパーでのこと。

お気に入りのスーパーチェーンのセイ○ウェ○によることにした。 シアトル南端のほうに引っ越してから、ここの支店にちょくちょく寄ることが増えたが、なぜか毎回、落語の小話になりそうなことが起こる。 

関西人の視点がしつこいのかもしれないし、シアトル北端と違った人種(家庭の階級)が住んでいるのかもしれない。 だが、ヒッピーの多かった北端では見られない、典型的なことがあった。


昨日の店はまたえらくキャッシャーでは長蛇の列となっていたくらい混んでいた。 キャッシャーの手が遅いのかと思ったのだが、どうやらここの店に来る客層にもよるらしい。

あっしが列が早く動きそうだと思った列に並んだとたん、あっしのすぐ前にいた若い夫婦と3人のまだ小さい子供たちの家族が実はえらく勘定に時間がかかっていることに気がついた。 というのは、彼女らは支払いに

フードスタンプを使っていた


フードスタンプとは、低所得家族に州政府などから支給される、いわゆる福祉援助である。 外国人であるあっしは、もらったことも、申請したことも、手に取って見たこともない。 店で誰かが使っているのを見たことがあるだけである。

なのに、このシアトル南端の支店で使っている人をやたら見かけるので、店で買い物をしているだけで、どんなものかちょくちょく情報が入ってくるようになった。(ただ、その人とキャッシャーの会話を聞いているだけ)


このフードスタンプは、小切手のような形をしており、通常一枚につき使える額が決まっているらしい。 また、その一枚に設定されている額を超えて買い物してはいけないらしいのだ。

だから、その若い夫婦の奥さんのほうは、買おうとしている赤ん坊のミルク缶、ジュースなどその他の食料品を各一枚に割り当てられた額に納まるように、グループわけしているのだ。

そして、キャッシャーのおばさんは、そのグループごとに値段を打ち込んで、勘定しているものだから、6−7枚あったスタンプごとの勘定分、永遠に時間がかかっているのである。 (あっしが並んでからも少なくとも10分くらいかねぇ。)


しかし、その光景をうーんとうなりながら見ていたのは、きっとそこで唯一の日本人のあっしだけだったような気がする。 

その家族の一番下がまだ生まれて間もない赤ん坊で、一番上と真ん中が5歳前後くらいと思われる小さな子供で、3人もいるのに、彼女らはその福祉援助金をもらわないといけないくらい低所得者なのだ。

以前もあきらかにあっしより、若い20代の女性がフードスタンプでベイビーフードを買い物していたっけ。 

若いからお金がないのかもしれないが、だのになんで赤ん坊を作るのだろう? できちゃったから? シングルマザーならなんか分かる気もするのだが(自分の意思でなく、離婚せざる終えなかったとか)、昨日見た家族のように、3人も子供がいるのだ。 

夫婦で経済的に余裕ができたから、じゃあ、家族を持とうか?

そんな保険会社のコマーシャルもあったじゃないか! ヤッピーの家族なんかはきっとそんな域だと思う。 この家族の身なりは貧乏そうではないが、しかし、計画ってものを立てないのだろうか。

別に人の家のことを批判するつもりはないが、あまりに待たされているのでほかにすることが無いのだ。 いろいろ人間観察をしながら時間つぶしするしかないのだよ。


なんだかんだ、あってやっとこさ、最後のグループの食料品のお勘定が終わろうかというころ、「やっとかよ〜」と心で思いながら、嫌な予感。 

「あ、あのクーポンがあるんです。」

さんざん待たしといて、最後にクーポンだすなぁ〜!!


ああ、気長に持たなければ・・・と最近、反省したのに、オゥ〜ムー(瞑想、瞑想・・・)


| すまいるの日常 | 05:03 | comments(6) | trackbacks(1) | TOP↑

COMMENT

意外と
案外、経済状態を考えて、子供を作るとか作らないという判断をするのは、日本くらいかもしれませんね。
タイでも、ほとんど収入か無いような人達が子沢山だったりしますし。
タイ以外でも、難民キャンプでたくさん子供が生まれていたりしますからね。
日本人は将来の心配をしすぎるのかもしれません。

| Toshi@タイ | 2006/10/24 16:27 | URL | ≫ EDIT

Toshi@タイさんに同感!
バリ島でも、自分たちの収入を考えた上で子供を作ろうと考える人はほとんどいないです。よその島からバリ島へ来た人たちはどうか知りませんが、バリ人の多くは、そんな面倒臭いこと考えません。

跡継ぎである子供が欲しくて、可愛いから子供が欲しくて、賑やかな家庭になるようにと子供が欲しいだけです。子供一人当たりに掛かる教育費を事前にシュミレーションするとか、子供は独りだけにしてなるべくいい教育を受けさせようと考える人はいないですね。

「なんとかなる!」と思ってます、バリ島の人たち。3人の子供とレジで並んでいたその家族も、クーポンなけりゃないで何とかやっていけたりするのでしょう!?

| RYO | 2006/10/24 17:31 | URL | ≫ EDIT

TB
させていただきます。自分の中のある部分に刺激をいただきました。すまいるさんと違った角度から一部の事象を眺めてしまいましたので、いつもの通り変な内容ですがお許しを!!

| RYO | 2006/10/24 22:44 | URL | ≫ EDIT

うーむ。

経済的基盤が整ってからとか、自己実現のためとかで家庭を築くことを延ばし延ばしにする人達がいる一方で、明らかに苦労することが目に見えているのに子どもをどんどん作る人もいて......どうすりゃいいんでしょうね。

少子化しすぎると社会は破綻するし、かと言って闇雲に作ればいいってものでもないし......

| ビアンカ | 2006/10/24 23:50 | URL | ≫ EDIT

お久しぶりです。
多分、その家族が使っていたのはフードスタンプではなくWICというやつだと思います。こちらも福祉援助なんですけれどね。チェック一枚一枚に買える商品と値段が明記されているので、その通りに使わないといけないのです。大量に使われるとむかつきます(笑)。

ちなみにフードスタンプはチャックのような紙ではなくカードのはずです。ウチのご近所にはたくさんの人た使っているので(笑)。

計画してどうして子どもを産まないんだ! とあたしも思いましたが、実はすごいしかけがあることに気づいたのですよ。それについてずっと書こう書こうと思っていたのですが、うまくまとめられず。いずれ書きます(そろそろ育児がきもちラクになってきたので(笑))。そのときはTBさせていただきますね。

| アキツ | 2006/10/25 08:08 | URL | ≫ EDIT

なんとかなりますか?
★Toshi@タイさん & RYOさん
「貧乏人の子沢山」ってやつでしょうか。昔は日本でも貧乏な家庭は、畑やら家の仕事を手伝わせるから・・と子供を作っていたらしいんですが、それがまた家族がたくさんいて幸せだったりするんでしょうね。

Ryoさんとこで後ほどTB記事読ませていただきます。

★ビアンカさん
Toshi@タイさんがいわれるように、日本人は経済的負担を考えすぎるのかもしれませんね。 現実主義が多いのでしょうか。 アメリカ人はよく、「最低3人は子供ほしい」と言いますが、3はどうしてなんだろうといつも思います。 経済的な苦しさより、たくさん子供がいて幸せのほうに重点をおく人が多いのでしょうか。 現実的な話をするなら、将来の福祉のために日本で、もっと扶養家族手当てを支給してくれればいいですよね。 (安易?)

★アキツさん
おおっ、く、くわしい。 そーなんですが、初めて聞きました、WICって。 昔たまたまちょっと世間話なんかしてた知らない若いお兄ちゃんがフードスタンプでピザ買ってたんですが、それが紙切れだったんですよ。 ひょっとしてワシントン州じゃまだ古いとか、それがもう7,8年前のことだからでしょうか。 

そのしかけとやらが気になります。 記事待ってます。

| すまいる | 2006/10/25 10:58 | URL | ≫ EDIT















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