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非典型的、典型的

チビが来る週末、自分ひとりでやりたいことはいろいろあるが、3人で・・というのはなかなか思い浮かばない。 

「なんか今日の予定は?」

一応同居人に聞いてみるが、せっかくの土曜日、朝10時半にはテレビゲームしかやることがなくて、退屈してしまった同居人。 ふと思いついて、両親のところへ電話してみた。

最近、古めの家に引っ越して山ほど直すところがある両親の家に庭仕事でも・・と思いついたのである。 で、両親もほとんど家にいるということから、いそいそと3人出かけていった。


定年退職した同居人のお義父さんは、ねじり鉢巻でもう玄関先の石垣を動かしている。アメリカ人もねじり鉢巻するんだな〜と再確認。髪の毛薄いからか。

同居人はさっそく、庭仕事用の手袋をして、お義父さんの手伝い。

チビはいつものごとく、テレビゲームに部屋へひきこもり。大人のじゃまをしなくていいんだが、このまま引きこもりにならないか心配。

あっしは、庭仕事しても良かったんだが、ママが同居人御姉ちゃんとこの高校生の長女をその夜のホーム・カミング・パーティのために美容院へ連れて行くために出かけるというので、一緒にうろうろすることにした。

ホーム・カミングというのは、フットボールチームのある高校ならどこでもあるイベントらしい。 レギュラーシーズンが終わり、あとはプレイオフ(決勝戦)という時期になったら、ホームへ帰ってきたチームを迎えるイベントとともに、男女生徒は大人顔負けにドレスアップして、パーティでダンスをするのである。

そのダンスのために親は衣装やら、おめかしのための化粧や美容院とまあ、お金をかける。(かかるといったほうがいいか。) その世話を祖母である同居人ママが買って出たのである。 

この長女殿、髪の毛きれいにしたい、化粧品はあれこれ欲しい、服やら欲しい・・とまあ、忙しい。 ママ曰く、

「彼女はハイ・メンテナンス・ガールよ。」

メンテナンスが高い、要するに、顔やら身体のメンテをするのにお金をかける=お金がかかる、ということである。

年頃の女の子だったら、どこの国でもそうじゃないのかなぁ〜と、長女殿を家に送り届けてから、あっしはママと車中話をしていたが、あっしが十代のころは、髪の毛の形が気になってもそうそう美容院に行くとか、こまめにファッション雑誌をチェックしてとか、そんな面倒なことをする子じゃなかったので、他の子のことはよーく解らない。(ロー・メンテナンスですか?)

アメリカでは、中学、高校が、「銃やナイフを持ち込まないこと。」という校則を敷いていても、「パーマ、化粧禁止、アクセサリーは時計だけ。」という何を本当は生徒にやめさせたいのか解らない日本のような校則はないので、女の子でも大人に早くなりたい年頃は、化粧と美容院とせっせとこまめに自分のメンテをする。

大人になる準備をしているとより、大人のフリをしたい・・と言ったほうがいい。(たまに、勘違いして、大人になった気分になって、補導されちゃうのもいるけど。)


おもしろいのが、こんなメンテにお金をかけたい、親にかけて欲しいとスネかじる時期が高校生までくらい・・の場合がアメリカ人には多いということ。 もちろん、大人になってもスネかじっている大人もいる。 だが、化粧や髪の毛に力をそそげるのもまだ高校生で、生活の心配をする必要がすくないからだと思う。 生活の心配をしているのは親で、それを子どもまで心配しろという親はあんまりいないし、期待もできない。

それが、大学に入って、親元を離れた大学など入った場合など特に、幼いころからなるべく自立心を培うように育てるアメリカの家庭では、10代後半から20代前半で親から離れ、できるだけ自立する。 大学の学費は親がお金があまりないと、奨学金や学生ローンで自分で社会人になってから払っていく奴もいる。

そうなると、いやでも生活を考えないといけなくなるので、大学で自然と女の子は化粧や髪の毛ことを忘れてしまう・・というより、余裕がなくなってくるのだ。


ママに言った。 日本では高校生まで校則で締め付けられて、親や先生から圧力かけられ、大学生になったり、社会人になったら、開放されたかのように、自分のことにお金使い、うまく自己管理ができる人はいいけど、親や先生に管理してもらって育ってきてしまうと、自立ができなくて、いつまでも親に面倒みてもらってたりする。 子どもが自分でこれではいかんと気づけばいいし、親も気づけばいいけどね。


・・・と、ロー・メンテナンスだったあっしは、さっさと19のときに親元離れ、その後、なんだかんだあって、もっと離れたUSAに来てしまったが、あっしは非典型的なんだろうか。 よく変わってるとはよく言われたけど。

今の自分と自分のいる状況に満足しているけど、たまに自分の十代を振り返る。 ハイ・メンテナンスだったらどうなってただろう。 んー、もうちっとファッションセンスを磨いとけば良かったかなとも。


今日も長かったですな、文章。

| アメリカってやつは・・・ | 04:20 | comments(4) | trackbacks(0) | TOP↑

COMMENT

典型であること
がいつも正しいとは限りませんし、そういう意味では例外でも問題ないと思います。

で、やはり一般的に、女の子供の成長に対する親の甘い監視、というより、女の子の成長(化粧などを含む)を親が楽しむという風潮はバリ島にもありますね。

当然、金銭的にも、女の子にはたくさんのお金がかかり、男の子の場合はそうでもない、ということになるのでしょう。

家内も、長女の成長、今からお金を掛けて楽しみにしています……。

| RYO | 2006/10/09 01:41 | URL | ≫ EDIT

RYOさん
んー、そういうものですか。自分も娘を持ったら、こんなことさせてみよう、服着せてみようとか考えますもんね。 十代になってもそうでしょうか。 

ま、してあげられる間、頼られる間が花かもしれません。 要らないって言われたら、RYOさんとこの記事じゃないですが、さみしくなるんでしょうかね。 (私はそしたら親不孝)

| すまいる | 2006/10/09 11:50 | URL | ≫ EDIT

へええ
アメリカ人って高校生でおしゃれにお金かけて、大学に入ると独立するからそんなことしてられなくなるなんて、知らなかった。
日本は今どきは子どもの時からお金をかけて、そのまま大人になってるんじゃないかなあ。
イタリアは高校生でも、日中はジーンズとかでも、夜に出かけるときは、ばっちりおしゃれしているようで、お昼くらいに下校しているのを見るといつ勉強してんだか、と思ってしまう。
大学生になっても大人になっても親から独立しないイタリア人が多いので、年とともにおしゃれに対してのメンテがどうこうということはないように感じますが、感じるのは個人差と普段と何事かの時の差でしょうか....
「見違えちゃった。誰かと思ってたら。」と言われる状況を楽しんでいるのかも。日本人って、いつ何時もそう変わりませんね。着物でも着ましょうか。

| yuranoto | 2006/10/11 10:18 | URL | ≫ EDIT

yuranotoさん
アメリカ社会保障が整ってないからか、なにかと人生においてお金がかかるからでしょうか。(貯蓄が下手な人たちとしてはそんなこと考えてないような) 結婚したり、子供ができたら、そんなことにかまってる余裕がなくなるというのもひとつの理由ですね。 ほとんどの女性は結婚後も働いてますし。 それでも、きれいに保とうと努力している日本人女性は、根性、忍耐力あります。 あ、私は別です。 

| すまいる | 2006/10/11 11:12 | URL | ≫ EDIT















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